節税

iDeCO(イデコ)のおすすめ金融機関5選|厳選商品も紹介

『iDeCoを始めたいけど、どんな金融機関でどんな商品を選べばいいの?』

こんな疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。

『よくわからないから、金融機関の窓口でおすすめされるがまま申し込もう』と考えているなら今すぐやめましょう!

窓口のスタッフは、いい商品よりも売りたい商品をすすめてくる可能性があるので、損をしてしまうかもしれません。

長期に運用していくものなので、しっかりと選別して後悔のないものに決めたいですよね。

今回は、iDeCoの金融機関や商品をなかなか選べない方のために、おすすめの金融機関と商品を解説します!

 

どんな商品がある?

iDeCoには大きく分けて2種類の商品があります。

1. 定期預金

2. 投資信託

 

1. 定期預金

絶対に損をしたくないという人には定期預金がおすすめです。

元本保証されているため、損をすることはありません。

ただし現在、超低金利のため利子はほとんど期待できません。運用益が非課税になることがiDeCoのメリットの一つですが、定期預金の場合はこのメリットはほとんどないと考えた方がいいでしょう。

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2. 投資信託

投資信託とは、投資家からお金を集めプロが運用し、利益の中から手数料を引いて残ったお金を投資家に分配する仕組みです。

主な投資先は株、債券、不動産です。

主に投資信託には、インデックスファンドアクティブファンドがあります。

 

インデックスファンド

『日経平均株価』や『TOPIX』などの経済指標に連動するように運用する投資手法です。

インデックスファンドのメリットとしては以下のものがあります。

• コストが安い

• 分散投資できる

• わかりやすい

• 簡単に始めやすい

 

• コストが安い

投資信託には、『信託報酬』という手数料が必要ですが、インデックスファンドではこの手数料が低く抑えられています。

経済指標に連動するというシンプルな投資方法のため、コストを抑えることができるためです。

長期投資においてコストは少しでも安い方がいいですね。

 

• 分散投資できる

投資先を分散させることはリスクヘッジする上で重要です。

インデックスファンドは複数銘柄に投資しているため、インデックスファンドを購入することで自動的に分散投資していることになります。

 

• わかりやすい

日本株に投資する際、日経平均株価等の経済指標は誰もが見る指標です。

値動きが理解しやすいので、投資がうまくいっているかどうかがわかりやすいです。

 

• 簡単に始めやすい

投資初心者の方は、どんな株を買っていいかわからず迷ってしまいがちです。

銘柄選びに時間をとられ、いつまでも投資を始められないということもあります。

インデックスファンドであれば投資先はすでに決まっているため、迷う必要はなく簡単に始められます。

 

一方、インデックスファンドのデメリットとしては、以下のものがあります。

• 大きな利益は得られにくい

• 投資商品が少ない

• リアルタイムに売買できない

 

• 大きな利益は得られにくい

余程大きなイベントがない限り、短期で経済指標が大きく動くことはありません。

そのため、経済指標に連動するインデックスファンドでは、短期で大きな利益を得ることは難しいです。

そういう意味ではインデックスファンドは長期投資に向いているといえます。

 

• 投資商品が少ない

インデックスファンドは指数に連動する投資商品ですが、日経平均株価やTOPIXなど指数は限られるため投資商品は少なくなっています。

 

• リアルタイムに売買できない

通常の株式投資のようにリアルタイムで売買することはできません。

1日1回基準価額が決まるため、この価格で売買することになります。

 

アクティブファンド

アクティブファンドは、プロの投資家が株価指数よりも高い成績を出すことを目標に運用する投資信託です。

アクティブファンドには以下のメリットがあります。

• 大きな利益を利益を得られることがある

• 投資商品が多い

 

• 大きな利益を得られることがある

アクティブファンドは、プロの投資家が大きな利益を得るために銘柄を厳選して運用するため、大きな利益を得られることがあります。

インデックスファンドは、指数を上回る利益は期待できませんが、アクティブファンドであれば、市場平均を上回る大きな利益が期待できます。

 

• 投資商品が多い

アクティブファンドには、様々な商品があり、自分が興味のあるものを選ぶことができます。

有望だと思う地域(海外、国内)の株式、不動産など有望だと思う商品

 

一方、アクティブファンドのデメリットには以下のものがあります。

• 手数料が高い

• 利益が出るとは限らない

 

• 手数料が高い

アクティブファンドは、プロの投資家が時間と手間をかけて銘柄を厳選するためコストが高くなります。

せっかく利益が出ても手数料が高くては手元にはわずかなお金しか残らないということが起こりかねません。

利益がしっかり出るアクティブファンドを選ぶ必要があります。

 

• 利益が出るとは限らない

ハイリスク・ハイリターンの商品なので、うまく運用できた時の利益が多い反面、元本を割り込むリスクもあります。

インデックスファンドよりもより商品選択が重要になります。

 

金融機関を選ぶ時のポイント

iDeCoを始める金融機関を選ぶ時のポイントをお伝えします。

1. 手数料を比較する

2. 商品のラインナップを比較する

 

1. 手数料を比較する

iDeCoには、口座開設手数料口座維持手数料の2つの手数料があります。

少しでも利益を出すには、手数料が安い金融機関を選ぶことが重要です。

口座開設手数料は2,829円で一律ですが、口座維持手数料は毎月171円〜600円とばらつきがあります。

毎月の手数料が171円と600円では30年で約15万円もの差になりますので、171円の手数料を選択した方が有利ですね。

できるだけ手数料の安い金融機関を選ぶようにしましょう。

 

2. 商品のラインナップを比較する

手数料のみに捉われて金融機関を決めしてまうと、いざ商品を選択しようとした時に投資したい商品がないということが起きかねません。

ご自身の興味がある商品(国内株式、海外株式、不動産、債権など)が揃っている金融機関を選ぶことが重要です。

 

おすすめの金融機関

まず口座維持手数料が最低の171円の金融機関には以下の8つがあります。

• SBI証券
• 楽天証券
• 松井証券
• マネックス証券
• 大和証券
• auカブコム証券
• auアセットマネジメント
• イオン銀行

 

この中から、商品ラインナップが豊富で魅力的な5つの金融機関をおすすめします。

金融機関 口座開設手数料 口座維持手数料 投資信託 定期預金
SBI証券 2,829円 171円 オリジナル 37本
セレクト 36本
1本
マネックス証券 2,829円 171円 25本 1本
楽天証券 2,829円 171円 31本 1本
松井証券 2,829円 171円 11本 1本
イオン銀行 2,829円 171円 23本 1本

いずれの金融機関も手数料は最安です。

あとは投資信託や定期預金の商品で希望にあうものを提供している金融機関を選べば良いでしょう。


SBI証券

何と言っても商品のラインナップが豊富です。

オリジナルプランセレクトプランがあり、好きな方を選択できます。セレクトプランの方が良い商品が揃っているため、『たくさん商品があってよくわからない』という方は、セレクトプランを選択することをおすすめします。

セレクトプランの中でも特におすすめなのは、『ニッセイ外国株式インデックスファンド』『セゾン資産形成の達人ファンド』です。いずれも純資産総額が純増している優秀な商品です。

元本保証を希望される方は、『あおぞらDC定期(1年)』を選択すると良いでしょう。

 

おすすめ商品

商品 投資対象 純資産(百万円) 信託報酬 年利
ニッセイ外国株式インデックスファンド 国際株式 192,249 0.1023%以内 -
セゾン資産形成の達人ファンド 国際株式 104,960 1.35% -
あおぞらDC定期(1年) 定期預金 - - 0.02%

マネックス証券

マネックス証券は何と言っても信託報酬が安い商品が揃っていることが特徴です。

さらに魅力的なインデックスファンドも多く、利益が出やすい金融機関といえるでしょう。

iDeCo専用ロボアドバイザーが最適な運用プランを提案してくれるという独自サービスがあり、商品選びに迷っている方にはありがたいサービスです。

 

おすすめ商品

商品 投資対象 純資産(百万円) 信託報酬 年利
eMAXIS Slim米国株式インデックス 国際株式 141,953 0.0968% -
eMAXIS Slim先進国株式インデックス 国際株式 120,902 0.1023%以内 -
みずほDC定期預金(1年) 定期預金 - - 0.002%

楽天証券

楽天証券も口座管理手数料最安、商品ラインナップ豊富な金融機関です。

『楽天・全米株式インデックス・ファンド』『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』という楽天証券のみ選択できる商品があるのが特徴です。

特に『楽天・全米株式インデックスファンド』はアメリカ株全体に投資できる商品で、とても人気があります。

 

おすすめ商品

商品 投資対象 純資産(百万円) 信託報酬 年利
楽天・全米株式インデックス・ファンド 国際株式 128,241 0.162% -
楽天・全世界株式インデックス・ファンド 国際株式 48,191 0.212% -
みずほDC定期預金(1年) 定期預金 - - 0.002%

松井証券

松井証券は管理手数料が安いお得な商品が揃っているのが特徴です。

なるべく手数料を安くして、利益を出したいという方に向いています。

特に『eMAXIS Slim先進国株式インデックス』は信託報酬が0.1023%以内と最安クラスで銘柄選びに迷っている初心者の方におすすめです。

 

おすすめ商品

商品 投資対象 純資産(百万円) 信託報酬 年利
eMAXIS Slim先進国株式インデックス 国際株式 120,902 0.1023%以内 -
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型) 国際株式 5,9700 0.154%以内 -
みずほDC定期預金(1年) 定期預金 - - 0.002%

イオン銀行

イオン銀行は定期預金の金利が最も高い金融機関であり、『絶対に損をしたくない』という方におすすめです。

イオン内の店舗で相談できるので、直接話を聞くことができるのもメリットですね。

おすすめの商品は『たわらノーロード先進国株式』です。日本以外の先進国に分散投資できるインデックスファンドで、手数料が安いので初心者の方にもおすすめできます。

 

おすすめ商品

商品 投資対象 純資産(百万円) 信託報酬 年利
たわらノーロード先進国株式 国際株式 64,419 0.10989%以内 -
たわらバランス8資産均等 国際株式 10,570 0.154%以内 -
イオン銀行iDeCo 定期預金 5年 定期預金 - - 0.05%

 

以上をまとめますと、

•  投資初心者の方→、マネックス証券 、松井証券

• たくさんの商品から選びたい→SBI証券

• オリジナルの投資信託を選びたい→楽天証券

• とにかく損をしたくない→イオン銀行

 

上記の金融機関はどこも手数料が最安で魅力的な商品が揃っているので『誰にでもおすすめできる金融機関』です。

あとは手数料、運用実績、ご自身が投資したい商品などを参考に選択されるといいでしょう。

 

まとめ

iDeCoのおすすめの金融機関、商品について解説しました。

興味のある金融機関や商品はあったでしょうか?

商品は複数を組み合わせたり、変更することもできますので、迷って始められないくらいなら『まず始めてみる』方がいいです。

iDeCoの節税効果は大きく、とてもお得な制度です。

是非、iDeCoを活用して資産を増やしましょう!

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