医師の総合情報サイトであるエムスリーに、医師限定の『m3.comカード』というクレジットカードがあることをご存知でしょうか。
エムスリーを利用しているドクターは多いと思いますが、m3.comカードについて知っている方は少ないと思います。
実はエムスリーを利用しているドクターは、m3.comカードを持つとお得になる可能性があります。
今回は医師限定クレジットカードの『m3.comカード』の知られざる実力を紹介します。
エムスリーとは
カードの紹介の前に、簡単にエムスリーについて紹介します。
エムスリーは医師のポイントサイトの中でダントツの会員数を誇り、26万人以上が登録しています。これは医師の8割に相当する人数です。
薬剤の紹介、web講演会や医師の転職サポート等、様々なサービスを行っているので、一度は利用したことがあるというドクターは多いのではないでしょうか。
ドクターにとって、お得な点はエムスリーを利用することでポイントがもらえるということです。
このポイントは、アマゾンや楽天のポイントに交換することもできますし、食料品や家電などの物に交換することもできます。
私は簡単なクリック操作で完結できるものしかやっていませんが、月に6,000〜7,000円程度のポイントを貯めています。
エムスリーにはm3.comカードというクレジットカードがあるのですが、実はエムスリーでポイントを貯めているドクターほど、このm3.comカードを作るとお得になる可能性があります。
なぜm3.comカードを作るとお得になるのか徹底解説します。エムスリーで大量ポイントを貯めているドクターの方は、是非この記事を参考にしてください。
エムスリーについて詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
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m3ポイントの簡単な稼ぎ方|裏技も紹介
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m3. comカードについて
m3.comカードは、m3.comの利用件数の増加を目指すエムスリー株式会社と優良顧客層のカード利用促進を図りたいJCBが提携して、m3.comの利用者向けに発行を開始したクレジットカードです。
m3.comに登録している医師限定で、クレジットカード利用で貯まるポイントはエムスリーポイントです。
m3.comカードには一般カードとゴールドカードがあり、主なスペックは以下の通りです。
一般カード | ゴールドカード | |
カードデザイン | ||
年会費(本会員) | 1,375円(税込) | 11,000円(税込) |
(家族会員) | 440円 | 1名無料、2人目より1,100円 |
申し込み対象 | 安定継続収入のある医師 | 安定継続収入のある医師 |
ETC | 無料 | 無料 |
QUICK Pay | 発行手数料:無料 年会費:無料 |
発行手数料:無料 年会費:無料 |
プラスEXカード | 申し込み可 年会費:1,100円(税込) |
申し込み可 年会費:1,100円(税込) |
国際ブランド | JCB | JCB |
ポイント還元率 | 1,000円利用で1エムスリーポイント 利用金額に応じて最大2倍 |
1,000円利用で1エムスリーポイント 利用金額に応じて最大3倍 |
m3.comカードのメリット
m3.comカードには、実はとてもお得なメリットがあります。
順に説明していきます。
1. プラチナステータスが確定する
m3.comでは、ステータスアップアクションの獲得数に応じて会員ステータスが変わるシステムがあります。
会員ステータスにはブロンズ、ゴールド、プラチナがあり、会員ステータスがプラチナになるとポイント交換優遇率が20%upします。
10,000円のAmazonギフト券の交換ポイントが以下のように変わります。
アマゾン10,000円分のギフト券交換に必要なポイント数
ブロンズ 2,844ポイント(1ポイント=3.52円)
ゴールド 2,559ポイント(1ポイント=3.91円)
プラチナ 2,275ポイント(1ポイント=4.40円)
ステータスによって必要ポイント数が大きく変わり、プラチナとブロンズでは1ポイントの価値が1円近く変わります。
そのため、プラチナステータスを維持することはポイント交換の上ではとても重要です。
ステータスをプラチナにすることは、さほど難しくないのですが、しばらくm3.comのサイトを離れているとステータスがブロンズやゴールドに落ちてしまいます。
そういう時でも、m3.comカード本会員であれば常にプラチナステータスを維持できますので、ステータスダウンの心配はありません。
また、プラチナステータスは12ヶ月連続で維持すれば、ポイントの有効期限が1年延長されますので、有効期限の心配をすることもなくなります。
2. Amazonギフト券、楽天ポイントへの交換が4%優遇される
これが、m3.comカードを持つ最大のメリットです。
この優遇により、10,000円のAmazonギフト券の必要ポイントが2,184ポイントになります。
アマゾン10,000円分のギフト券交換に必要なポイント数
ブロンズ 2,844ポイント(1ポイント=3.52円)
ゴールド 2,559ポイント(1ポイント=3.91円)
プラチナ 2,275ポイント(1ポイント=4.40円)
m3.comカード会員 2,184ポイント(1ポイント=4.58円)
最高ステータスのプラチナステータスと比較しても、10,000円のギフト券に交換する場合、ポイント数が91ポイント少なくて済みます。
91ポイントはm3.comカード会員であれば、417円の価値になりますので10,000円の交換ごとに417円お得になる計算です。
私は簡単な操作だけで完結するものしかしていませんが、それでも月に1,300〜1,400ポイントを獲得しています。
1年にすると約16,000ポイントです。このポイントでシミュレーションをしてみます。
16,000ポイントをAmazonギフト券に交換した場合
プラチナステータス:70,330円相当
m3.comカード会員:73,260円相当
2,930円お得になります
ブロンズステータスと比較した場合、16,000ポイントは56,259円相当なので17,001円も得することになります。
貯めたエムスリーポイントが多ければ多いほど、このメリットは大きくなります。
これだけでも、十分m3.comカードを持つ理由になるでしょう。
3. 利用実績に応じてエムスリーポイントが最大3倍になる
m3.comカードは、1年間の利用実績に応じて、ポイント還元率が上がります。
コース | 利用金額 | ご利用対象期間 | 1,000円あたり獲得ポイント |
3倍 | 200万円以上 | 毎年12月16日〜翌年12月15日まで | 3 |
2倍 | 100〜200万円未満 | 2 | |
1.5倍 | 50〜100万円未満 | 1.5 | |
標準 | 50万円未満 | 1 |
一般カードは2倍までなので、200万円以上の利用でポイントが3倍になるのはゴールドカードのみです。
1ポイントの価値は4.58円なので、2倍コースならポイント還元率0.92%、3倍コースなら1.37%になります。
一般カードは還元率0.92%が限度なので、それほどお得とはいえませんが、ゴールドカードは最大還元率が1.37%になるので、かなり魅力的です。
クレジットカード利用額が年間200万円を超える方は、ゴールドカードもアリですね。
4. レストランのコース料理が1名無料になる
m3.comカード会員は、『招待日和』というサービスで優遇を受けられます。
『招待日和』は、1名分の料金で2名分のコース料理が利用できるサービスです。
1〜3万円のコース料理が、1名実質無料になるので、高級なレストランをよく使う先生には魅力的なサービスでしょう。
このサービスは通常年会費30,000円(税別)が必要ですが、21,400円(税別)で利用できるようになります。
もしくは特別会員になれば年会費は不要で、利用ごとに3,000円(税別)の手配料を払うだけです。
レストランは約200店舗あり、東京が115店舗と最も多く、続いて福岡 30店舗、大阪 29店舗、名古屋 22店舗となっています。
5. 伊勢丹メンズオンラインショップでの利用でポイント追加
イセタンメンズ オンラインショップでカード利用すると1,000円につき1ポイント追加されます。
ブランド数が約300と豊富なため、気に入ったブランドがあれば利用価値ありです。
6. Apple Payが利用可能
スマホ上のApple Payで、m3.comカードを使うことができます。
大手コンビニエンスストアやガソリンスタンドで、簡単・安全に支払えます。
7. JCBカードのサービスを受けられる
m3.com独自のサービスだけでなく、JCBのサービスも受けることができます。
JCBプラザ
海外に設置されたサービス窓口で、レストランやオプショナルツアーの予約、カードの紛失・盗難時のサポートをしてくれます。
一部の主要都市にはJCBプラザラウンジが設置されています。
JCBプラザラウンジのサービス
✔︎ インターネット、プリントアウト無料サービス
✔︎ 新聞、雑誌の閲覧
✔︎ 現地ガイドブック、情報誌の閲覧
✔︎ ドリンクサービス
✔︎ マッサージ機
✔︎ 荷物の一時預かりサービス
JCBプラザコールセンター
クレジットカードの紛失・盗難だけでなく、海外旅行中の事故やトラブルの相談ができます。
海外旅行中は様々なトラブルに遭うリスクがあるため、こういったサービスがあると安心です。
ショッピングガード保険
海外でJCBカードで購入した品物の破損や盗難が発生した場合、購入日から90日間であれば、年間最高100万円まで補償してくれます。
ただし1事故につき自己負担額1万円が必要です。
8. ゴールドカードの補償が手厚い
ゴールドカードはJCBゴールドと同様のサービスが付帯されます。
付帯保険
ゴールドカードには以下の保険が付帯しています。
• 海外旅行保険
最高1億円の死亡・後遺障害、傷害・疾病治療に対する保険です。
• 国内旅行保険
最高5,000万円の死亡・後遺障害、傷害・疾病治療に対する保険です。
• 国内・海外航空機遅延保険
航空機遅延による宿泊や飲食費を補償してくれます。
• ショッピングガード保険
ゴールドカードで購入した品物の破損・盗難に対して補償してくれます。
空港ラウンジサービス
国内の主要空港、およびハワイホノルルの国際空港内のラウンジを無料で利用できます。
ゴールド会員専用デスク
ゴールド会員専用のオペレーターが、カードに関する問い合わせに応じてくれます。
通話料は無料で利用できます。
名門コースでゴルフができる
予約困難な名門コースの手配をしてくれます。
有名コースでのゴルフコンペにも参加できます。
グルメ優待サービス
全国250店のレストランでコース代金が20% OFFとなるサービスです。
m3.comカードのデメリット
特典の多いカードではありますが、いくつかデメリットもあります。
年会費が無料ではない
一般カード1,375円、ゴールドカード1,1000円の年会費が必要です。
一般カードが年会費無料でないのは少し残念ですが、毎年7,639ポイント以上交換する方であれば、交換ポイントの優遇だけで年会費の元が取れます。
ポイント交換が多い方ほど恩恵は大きくなるので、m3.comのヘビーユーザーのドクターには、カード入会をおすすめできます。
ゴールドカードに関しては、年間200万円以上を利用する先生であれば、還元率が1.37%になり、一般カードの最高還元率0.92%よりも優遇幅が大きくなります。
年間の利用額が215万円以上であれば、一般カードとの年会費の差額以上のポイントを獲得できます。
年間利用額が多く、『ゴールドカードのサービスも受けたい』というドクターにはゴールドカードの入会がおすすめです。
m3.com会員でなければ発行できない
m3.comカードは、医師でありm3.com会員であることが発行条件になります。
もし、m3.comを退会したい場合は、m3.comカードも退会しなくてはなりません。
その場合、貯めたm3ポイントも失効するので注意が必要です。
ポイントアップ対象の提携企業が少ない
現在のところ、ポイントアップされる提携企業はイセタンメンズオンラインショップの1社しかありません。
今後、増える可能性はありますが、ポイントを効率よく貯めるに提携企業はもう少し欲しいですね。
m3.comカードの入会方法
m3.comカードの入会方法について説明します。
1. まず『m3.comカードお申し込みはこちら』をクリックします。
2. 規約、注意を確認して『同意のうえ、入力へ進む』をクリックします。
3. 必要事項を入力し、『次へ進む』をクリックします。
4. カード利用内容や勤め先等の情報を入力し『次へ進む』をクリックします。
5. カードの暗証番号、支払い口座等を入力し、『確認画面へ進む』をクリックします。
6. 入力内容に問題がなければ、『申し込み、設定へ進む』をクリックします。
7. オンラインで口座設定をする場合は、『いますぐオンラインで口座設定をする』をクリックします。
8. 勤め先の情報を入力して『確認画面へ』をクリックします。
9. 入力内容に間違いがなければ『申し込む』をクリックします。
以上で完了です。すぐに入会受付完了のメールが届きます。
m3.comカードのまとめ
m3.comカードは、あまり知られていないカードですが、m3.comの医師会員にはお得なカードです。
ポイント優遇だけでも入会の価値があります。
m3.com利用中のドクターは、ぜひご検討ください。